食品メーカーの東洋水産(東京都港区)は、即席カップ麺「マルちゃん 赤いたぬき天うどん」を2019年5月13日から数量限定で販売する。
新商品は同社の食べ比べ投票で勝利した「赤いきつねうどん」が「緑のたぬきそば」の具材を取り込んだもの。だが、ネット上の「緑派」もこのまま黙っちゃいられない!?
「うどん文化」根強い大阪では「緑のたぬき」に軍配
「赤いたぬき」は、カップ麺「赤いきつね」をベースに、「緑のたぬき」に載っている「小えび天ぷら」をトッピング。従来の「赤いきつね」に入っている「お揚げ」はサイズを小さく、「刻み揚げ」として具材に入れた。
東日本では、だしにかつお節と昆布を効かせたバージョン、西日本では淡口しょうゆ仕立てのバージョンを、それぞれ販売する。
そもそもこの商品、「赤いきつね」が2018年に販売開始40周年を迎え、同年10月~19年1月に「赤いきつね」と「緑のたぬき」の食べ比べ投票企画を全国7都市とウェブ上で実施したことで生まれた。結果は緑のたぬきの2万4797票に対し、赤いきつねが2万9066票で上回り、「勝った方は負けた方の具材を取り込む」というルールにより「赤いたぬき」となったのだ。
一方で、投票に敗れ「天ぷら」を取られてしまった「緑のたぬき」だが、全国7都市の食べ比べイベントでの結果に限れば352票差で「赤いきつね」を上回っていた。その中でも大阪では、「うどん文化」が根強いと言われる土地ながら562票の差をつけて、そばの「緑のたぬき」が勝利している。
J-CASTトレンド編集部が東洋水産の広報担当者に取材すると、
「2020年には『(緑の)たぬき』が発売40周年を迎えるが、また新しい企画ができないか期待をしている」
と話した。
「赤いたぬき」の発売決定を受け、ツイッター上の「緑派」からは、
「次は緑のきつねですね」
「個人的には緑のきつねが食べたい」
と待望する声があがっている。