「かまたえん」では観覧車が再開した実績
取材に応じたバンダイナムコアミューズメントの担当者によると、全国で小型の観覧車が稼働する屋上遊園地は、川越・わんぱくランドを含めて2か所しかないという。もう1か所は東京・大田区の商業施設「東急プラザ蒲田」の屋上にある「かまたえん」。東急プラザの公式サイトによると、かまたえんの屋上観覧車は「わんぱくランド」の観覧車と同じ1968年の誕生で、現在は3代目だ。
観覧車は2014年3月に商業施設の改装にともない一度は閉鎖に追い込まれたが、地域住民の強い要望を受けて同年10月に復活。以来、現在に至るまで営業を続けている。
そう、屋上観覧車には復活の前例があるのだ。川越・わんぱくランドの観覧車の将来的な復活の可能性について質問すると、担当者は「現時点では(閉鎖後の復活は)検討していない」としながらも、
「もしそういった(復活を望む)声があれば、丸広(百貨店)側と協議する可能性はある」
と回答した。