ゲームセンターなどを運営するバンダイナムコアミューズメント(東京都港区)は埼玉・川越市の「丸広百貨店 川越店」屋上で運営する遊園地「丸広百貨店わんぱくランド」を2019年9月1日に閉園すると発表した。
全国的にわずかしかない「屋上観覧車」がある遊園地の閉園に、ツイッター上では悲しみの声があふれた。一方で、過去には一度閉鎖された屋上観覧車が、強い要望により「復活」を果たしたケースもある。
「無くなる前にまた行こう」再訪を決意する人も
1968年に丸広百貨店の屋上で開園した「わんぱくランド」は、てんとう虫型のモノレールや飛行機など複数の大型遊具を備える屋上遊園地として半世紀以上営業をしてきた。シンボルの観覧車は開園以来、城をモチーフにしたデザインだったが、1992年からは花をデザインした「わんぱくホイール」に代わり、現在も運転を続けている。
ニュースリリースによると、施設閉園の理由は「建物の耐震工事に伴うスペース確保のため」。バンダイナムコアミューズメントの担当者はJ-CASTトレンドの取材に、「施設の採算性には問題がなかった」と答えた。
4月24日には地元紙の埼玉新聞をはじめ、多くのメディアが施設の閉鎖を報じた。一連の報道を受け、ツイッター上では「小さい頃よく利用してたのに」、「思い出の場所が無くなるのは寂しい」など悲しみの声が聞かれたほか、「閉店までに行かなきゃ」、「無くなる前にまた行こう」と決意をつぶやいたユーザーもいた。