お金の誕生と歴史を写真と図解で紹介
今から1400年ぐらい前に使われはじめたお金。現代の"円"にいたるまで、さまざまなお金が現れたり、消えたり複雑な歴史をたどっている。
『ビジュアル 日本のお金の歴史』(全3巻。「飛鳥時代~戦国時代」著者:井上正夫、「江戸時代」著者:岩橋勝、「明治時代~現代」著者:草野正裕 ゆまに書房 各2700円)では、古代から現代に至るお金の歴史を通して人々の暮らしや経済の仕組みを豊富な写真や図版とともにわかりやすく解説。お金を通して、日本経済史を学ぶこともできる。ほかにもニセ金づくり、悪鋳などお金にまつわるおもしろエピソードも紹介している。
「明治時代~現代」編は、「円の誕生」 「紙幣を発行できる銀行はいくつもあった」 「日本銀行券の発行」「日銀にお金を印刷させる-打ち出の小槌」「1ドル=360円レートの設定」「貨幣の電子化」ほか。