京都と佐賀で大反響「吉岡徳仁 ガラスの茶室 − 光庵」 次は国立新美術館で2年間展示

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   「吉岡徳仁 ガラスの茶室 − 光庵」が2019年4月17日~2021年5月10日の期間、国立新美術館(東京都港区)の正面入口前で特別公開される。

   国内ではこれまでに青蓮院(京都市)と佐賀県立美術館(佐賀市)でも展示され、大勢の人が訪れた。J-CASTトレンドはそれぞれを取材し、当時の様子を聞いた。

  • 「吉岡徳仁 ガラスの茶室 − 光庵」写真は京都での様子
    「吉岡徳仁 ガラスの茶室 − 光庵」写真は京都での様子
  • 「吉岡徳仁 ガラスの茶室 − 光庵」写真は京都での様子

京都は屋外、佐賀では屋内で展示

   「ガラスの茶室 − 光庵」は2011年に第55回ヴェネツィア・ビエンナーレ国際美術展で建築プロジェクトとして発表され、2015年4月~2017年9月まで京都・青蓮院門跡将軍塚青龍殿の大舞台で初披露された。

   青蓮院門跡への取材によると、京都での展示は吉岡氏たっての希望で実現した。普段は寺社を訪れない人々が展示を見に来るなど、話題を集めたという。芸術家の卵たちも多く訪れ、吉岡氏の作品に刺激を受け、喜ぶ様子が見られたとの話だった。

   2018年11月~2019年2月には、吉岡氏の故郷・佐賀県の県立美術館で公開された。同美術館は取材に、吉岡氏の展示プラン・演出による展示室で行った展示に、県内外から2万1452人の来場者が訪れた。「作品の美しさと吉岡氏の心の優しさや真剣な作品作りが伝わってきました」「異空間にいる感じがとてもよかった」「不思議な空間に終始包まれ、ガラスのつくる奇跡にただただ夢の中にいるようでした」などの感想が寄せられたそうだ。

   京都と佐賀の展示はそれぞれ、吉岡氏の希望により屋外と屋内で行われた。国立新美術館では屋外に設置される。期間は約2年間にわたるため、時間ごと・季節ごとに表情が変化するガラスの茶室を見ることができる。京都や佐賀とはまったく別の展示になると考えられる。青蓮院の担当者も、京都での様子と見比べるつもりだと語った。

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