2019年のゴールデンウイークまで1か月を切った。4月27日から5月6日までが10連休になる。
全国の銀行が加盟する全国銀行協会(全銀協)がウェブサイト上で、「2019年5月1日の改元および10連休に関する銀行取引の留意点について」と注意喚起している。ゴールデンウイークの間に多額の現金が必要になる人に向け、事前の準備を促す内容だ。
紙幣も硬貨も連休前に早めの備えを
同ページによると、10連休中は銀行法の定める「休業日」となることから、多くの銀行窓口が休みになることが想定される。ただその間もATM(現金自動預け払い機)は利用でき、銀行は補填などの対応を行うことで継続的な稼動に努めていく予定だ。しかし設置場所によっては一部の端末で現金が足りなくなり、一時的に稼動を停止するATMが出てくる可能性もあるという。そこで全銀協は、
「予め連休中に多額の現金が必要となることを把握されている場合には、なるべく連休前にご準備ください」
と説明。同期間中の両替機に関しても、利用可能な銀行が限られるため必要な硬貨を前もって準備しておくよう勧めている。
あわせて、勤務先からの給与振込や、取引先からの入金日が通常と異なるスケジュールになる可能性も指摘している。入出金日にイレギュラーな動きがあった場合に備え、「手元の現金の準備を含め、連休前後や連休中の資金計画を改めて確認すること」を推奨している。
「2019年5月1日の改元および10連休に関する銀行取引の留意点について」の記載内容は、順次更新される予定だ。