新元号が「令和」と発表された。出典は日本最古の歌集「万葉集」、「梅花の歌三十二首」だ。
ツイッターでは、著名人らが「令和」について持論を展開し、こめられた意味を「解説」する投稿に注目が集まり、「わかりやすい」と話題だ。
昭和、平成、そして令和世代が手を合わせれば...
動画配信サービスを手掛ける「SHOWROOM」の前田裕二社長は2019年4月1日、「令和、凄くいい...!」と新元号を絶賛ツイート。そのうえで「まず『eiwa』で平和と韻踏んでて語感・リズム感がいい」、「平成と令和合わせると平和になる」、「昭和と平成合わせても平和になる」という3つの理由を挙げ、以下のように考察した。
「昭和と平成と令和――全ての世代が手を合わせると、『平和』が訪れるって事か!」
このツイートに対し、リプライ(返信)欄には「しっくり来る」、「感動した」といった声のほか、
「平和...だから新元号がしっくりとストンと心に響いてきたんですね」
「昭和から1文字しか変わっていない、と思ったけど、『和』を残こした意味」
このように、前田氏の考えに賛同し、納得する書き込みが多数あった。
出典が「万葉集」である点に「さまざまな配慮を感じる」
脳科学者・茂木健一郎さんも新元号「令和」について「私は歓迎いたします」、「さまざまな配慮を感じます」と好意的なツイートをしている。その理由を、
「中国の古典に間接的に影響される日本書紀などではなく、当時の庶民から天皇まで多くの方の和歌が集められた、いわば当時の集合的無意識が文学的に集大成されたとも言える『万葉集』からとられたという点」
と説明。さらに
「季節の移り変わりや、人の心の繊細な動き、生きるということの切なさ、儚さ、美しさに関する日本人の感性を集大成したとも言える万葉集から綿々と続く、日本の『もののあはれ』のこころを象徴する元号になったのではないか」
と綴り、「素敵ですね」、「繊細で美しい感性を持ってらしたのですね」とリプライが寄せられていた。