【センバツ】龍谷大平安が終盤に突き放し、3年ぶりのベスト8!

糖の吸収を抑える、腸の環境を整える富士フイルムのサプリ!

2回戦 龍谷大平安VS盛岡大附

   お互い延長戦を勝ち上がった龍谷大平安と盛岡大附の一戦。龍谷大平安が自慢のしぶとい野球で盛岡大附を突き放した。

   まず1回裏、龍谷大平安は盛岡大附の先発・木内優成を攻め立て、一死満塁から5番奥村真大の押し出し四球から1点を先制。さらに6番三尾健太郎の2点適時打で3点目を入れる。

   しばらく膠着状態が続いたが、6回裏から一気にとらえ始める。一死二、三塁から今大会から初スタメンの7番西川史礁の中前適時打で2点を追加。さらに1番中島大輔の内野安打で1点を追加する。さらに7回裏にも水谷祥平が右中間へ大きな適時三塁打を放ち、またも7番西川が中前適時打。これで西川は3打点の活躍。西川は2016年センバツ甲子園ベスト4のショートストップ・西川藍畝(現・青山学院大学)の弟だ。兄の守る姿に憧れて着実に実力を伸ばしてきた。龍谷大平安には羽切陸というショートがいるのだが、それに負けない実力を持っていて、競争しあっていてよい環境だといえるだろう。

   8回裏にも3番多田龍平の適時打も光り、8対1と前半の接戦ムードから一転、龍谷大平安が突き放した。

   投げてはエース・野澤秀伍が粘投。リードする多田曰く「ストレートの走りは全然よくない」という。それでもチェンジアップを軸に打たせて取る投球に徹し、被安打を打たれながらも要所を締めるピッチング。

   124球を投げて、1失点完投勝利。ここまで野澤は大会を通じて20回を投げてわずかに1失点。本調子ではないが、残している成績は素晴らしい。

   敗れた盛岡大附だが、点差はかなり離れたものの、例年の盛岡大附とは違い、連携プレーやカバーリングのうまさは見せた。カバーリングではランナー一塁の牽制の場面では捕手がサードへカバーへ入る場面があった。また、1回裏には3点目を取られた直後、三塁を目指していた一塁走者をアウトにするなど抜け目ないプレーを見せてくれた。

   捕手の島上真綾は「新チームがスタートしてからカバーリングや次のプレーを意識して練習してきました。プレーの視野も広がったと思いますし、打撃だけではない盛岡大附を見せることができたと思います」と語るように、抜け目ないチームへ育ってきた。

   盛岡大附がこれほどの戦いを見せても、突き放す龍谷大平安は非常に強いチームへ成長している。

高校野球ドットコムは頑張っている球児を応援する、高校野球報道サイト。
編集長は安田未由。
地区予選から全国大会の観戦レポートや野球部訪問、高校球児やプロ野球選手のインタビューに至るまで、幅広く掲載。
昨年からは、中学野球にスポットを当てた、ネクスト球児企画も開始。次世代の甲子園のスター発掘にも力を入れている。
姉妹サイト