エイブルホールディングスが運営する、ひとり暮らし女性のライフスタイルをサポートする「MAISON ABLE(メゾンエイブル)」は、「ひとり暮らし女性と実家暮らし女性の恋愛事情」についてアンケート調査を実施し、2019年3月19日に結果を公表した。
この調査から、「実家暮らし」か「ひとり暮らし」かによって、恋人の有無や美容費・ファッション費などに差は出るのか、実態が浮き彫りになった。
ひとり暮らしの方が「恋愛に有効」と分析
調査は10~20代女性914人(実家暮らし507人、ひとり暮らし407人)を対象に行った。
まず、現在恋人がいるかどうかを調べたところ「いる」は「ひとり暮らし」で46%、「実家暮らし」は34%と、1割以上の差がつく結果に。続いて「現在恋人がいる」と答えた430人を対象に「恋人と過ごす場所で多いのは?」と質問したところ、1位は「ひとり暮らしの自分の家(39%)」、2位は「ひとり暮らしの彼の家(28%)」となった。合計すると半数以上が、自分か相手の「ひとり暮らしの家」で過ごしている。結果を受け、エイブルでは以下のように分析している。
「ひとり暮らし女性の方が、恋人と過ごす際にも自宅に招くことが可能であったり、招いた自宅で手料理を振る舞ったり、また、実家特有の『門限』などもなく、恋愛に有効なのかもしれない」
一方、「彼の家(実家)」は12%、「自分の家(実家)」は6%と、「実家」は低い割合留まっており、実家で恋人と過ごす人は少ないようだ。
賃料負担あっても、おしゃれや交際に積極的
また、調査では美容やファッション、交際にかかる支出についての傾向も調べ、実家暮らし、ひとり暮らしとで比較した。ひとり暮らしでは、賃料による経済的な負担が大きいが、実家暮らし女性との支出差はあるのか。所得水準を同等で比較するため、いずれの住まいでも年収300万円未満を対象に「毎月の美容費・ファッション費・交際費」について尋ねた。
毎月の美容、ファッション、交際のための合計予算は、ひとり暮らし女性は平均4万4799円で、実家暮らし女性は平均3万9009円。ひとり暮らし女性の方が月間で5790円、年間ではおよそ7万円多く支出している。「美容費」、「ファッション費」、「交際費」ごとに内訳をみると、ファッション費の平均は差があまりないものの、交際費は4000円ほどひとり暮らし女性の方が多く費やしていた。このため発表資料には
「ひとり暮らしを始めることで、自分の部屋はもちろんですが、衣食住すべてのライフスタイル全般において自分のこだわりができ、家計も自身でコントロールすることによって、使いたいものには積極的にお金を使うサイクルが育まれるのかもしれません」
とあり、ひとり暮らしの方が、ライフスタイルでも家計のコントロールでも自分のこだわりを発揮できる実情に言及している。