第3試合 履正社vs星稜
注目の対決が初日から実現した。星稜の奥川 恭伸と履正社の強打の対決という構図になるが、履正社には今大会屈指の左腕・清水 大成がいる。140キロ前半の速球、スライダー、チェンジアップ、カーブを低めに集めるピッチングは簡単に打ち崩せない。清水が持ち味を示せば、星稜にとってはかなり苦しみそう。
星稜の打線のカギを握るのは内山 壮真。天才的な反応能力があり、好投手からも長打・本塁打にできる能力はこの試合でも大いに発揮できそう。それを発揮する場面がランナーがいる場面か、いない場面か。もし勝負を分ける場面で内山に回れば、ヒーローになる可能性はある。
履正社は奥川を攻略するにはチマチマとした打撃ではなく、まさかの長打・本塁打を打って奥川のペースを崩すしかない。昨秋、練習試合を含めると最も本塁打を放った1番・桃谷惟吹、大型スラッガー・井上 広大、新2年生スラッガー・小深田 大地がカギになるのではないだろうか。
最後まで見離せない熱い勝負になることを期待したい。