ソニーは、同社が長年培ってきたというアナログとデジタルの高音質技術を結集した「Signature Series(シグネチャー・シリーズ)」のイヤホン「IER-Z1R」を2019年3月23日に発売する。
インイヤー型では難しかった広大な音場と臨場感
100kHzの"超高音域"までの再生が可能な、CDを超える高解像度「ハイレゾ(ハイレゾリューション・オーディオ)音源」に対応するほか、従来のインイヤー型では難しかったという広大な音場と臨場感を実現。
低~中高音域用の12ミリダイナミックドライバー、高音域用のバランスド・アーマチュアドライバー、超高音域用の5ミリドライバーという3つの異なるドライバーユニットを組み合わせた新設計「HDハイブリッドドライバーシステム」を採用。微小な音に加え超低音域~超高音域までを正確に再生する。
各ドライバーが出力した音波が最適な位相で合わさるよう、音の伝達経路を緻密に調整した「リファインドフェイズ・ストラクチャー」により、楽器やボーカル本来の音色を再生すると同時に、音の分離感を両立。インナーハウジングにはマグネシウム合金を使用し、各ドライバーの不要な振動を抑えることでクリアな音質を実現した。
また、ハウジング部分には傷やサビに強いというジルコニウム合金を採用したほか、地金に研磨で"うろこ模様"を付けるペルラージュ加工を施す。
市場想定価格は20万円前後(税別)。