富士急行(山梨県富士吉田市)は、「リサとガスパールトレイン」の運行を2019年3月15日に開始した。
停車中と走行中で違った雰囲気のデザイン
フランスの人気キャラクター「リサとガスパール」の絵本の世界を再現した特別車両。
13年には世界で初めて同キャラクターのテーマエリア「リサとガスパール タウン」を富士急ハイランドにオープンするなど、同社では富士五湖エリアを訪れる多くの観光客に同作品の魅力を発信してきたという。「リサとガスパール」誕生20周年を迎える19年。発表資料によると今回の運行を通じて、より多くの人に作品の魅力を伝え、好きになってもらいたいという。
絵本と同様に油絵タッチの赤をベースに、リサやガスパールたちが無邪気に遊ぶ様子を柔らかく暖かい色彩で描いた。また、黄青緑の3色で塗られた各ドアは、開閉することでキャラクターが見え隠れする仕掛けになっており、停車中と走行中で違った雰囲気のデザインを楽しめるという。
さらに、車内には絵本の名シーン約100枚が展示されるほか、扉や路線図にも「リサとガスパール」特別デザインをあしらった。
車両は6000系3両1編成、運行区間は富士急行線大月駅~河口湖駅。