「ダメな部下」を「できる部下」へ 上司への指南書「部下ノート」3万部突破

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   出版社アスコムが発刊した書籍「簡単なのに驚きの効果『部下ノート』がすべてを解決する」が、話題になっている。

   同書は、2018年10月19日に出版された。アスコムによると2019年3月6日現在、3万部を突破。ビジネス書籍としては、ベストセラーの売り上げを記録している。

  • アスコム「部下ノート」の表紙
    アスコム「部下ノート」の表紙
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ハラスメントに敏感な時代にどう対応?

   「部下ノート」は、1万人の上司が成果を実感した「『ダメな部下』を最短で『できる部下』へと変える」、いわば「虎の巻」的内容だ。上司が自身の指導内容を「見える化」し、セルフチェックすることで、指導力がアップするというもの。

   具体的には、

(1)日々の仕事の中での部下の気になった行動や言動をメモする
(2)上司である自分自身が部下に対してとった行動や指導なども書き留める
(3)効果を確認するために、部下に対して行った指導やアドバイスによって、部下の行動がどう変わったのか、どう結果に結び付いたのかをチェックする

   また、昨今は「パワハラ」「セクハラ」といったハラスメントに敏感な時代となっている。精神論、根性論は通じず、今まで以上に部下の気持ちを汲み取って指導することが求められる。同書では、「社内に2割しかいない優秀な人間」ではなく、「6割の普通の人たち」をいかに育てるかにフォーカスしている。

   その際、上司が頭に入れておきたいポイントとして、

(1)期待感をもって育てる=「彼はきっと伸びる」「彼女は意外といいよ」と思わなければ、部下は伸びない
(2)できない部下には行動を細分化して教える=そもそも「やり方が分からないからできない部下」を、「やり方は分かっているけど、いつもできるわけではない部下」の段階まで引き上げるには「到達点までの行動を細分化」、「何が原因でできないかを把握」、「丁寧に教えることが必要」
(3)「この会社にいてもいいんだ」という安心感を与えること=チーム力を高めるのに最も重要な要素で、職場で思ったことを発言したり自分をさらけ出しても、人間関係を損なうことはない雰囲気を作る必要がある

を示している。

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