ヴィクトリーマッチは「冷静に、でも強気で」
ヴィクトリーマッチは第4マッチ(ダブルス1戦、シングルス3戦)終了時点の両チームの勝敗が2-2になったときのみ行われ、勝利チームを決める。出場選手はそれぞれの監督がその場で発表する。第3マッチで激闘を繰り広げた早田選手と袁選手の名前がコールされると、大歓声が起こった。
ヴィクトリーマッチは1ゲーム(11ポイント)のみ。試合中は落ち着いた様子に見えた。試合にはフラットな気持ちで入れたという。試合は6-6まで接戦だったが、以降は早田選手がリードを広げた。結果的に11-7で勝利し、チームを優勝へ導いた。
「ヴィクトリーマッチは何も考えずにゼロの状態で試合に臨めました。緊張せずに、冷静に、でも強気で試合に入ることができました」
試合後は涙をぬぐいながら、袁選手と握手を交わした早田選手。ベンチに戻ると同じく涙を浮かべるチームメイトと抱き合った。一方で、トロフィー授与の際ははじける笑顔を見せていた。