アスパラガス由来成分が効く
セミナーではほかに、プロジェクトの協力企業である大塚製薬から、ニュートラシューテイカルズ事業部のソーシャルヘルス・リレーション部課長、只野健太郎さんが、体内リズムの乱れの改善や、睡眠問題の解決の可能性がある食品成分を紹介。只野さんによると、同社が注目しているのは、アスパラガスを加熱・酵素処理することで生み出される、通称「アスパラプロリン」という成分だ。
「20~49歳の夜型生活を送る男性を対象にアスパラプロリンを含む食品を摂取してもらったところ、アスパラプロリンを含まない食品を摂取した場合と比べて睡眠の質が改善し、日中の覚醒度や作業能力を評価する検査のスコアが改善することが分かった。このことから、アスパラプロリンには睡眠の質を改善することで日中の仕事のパフォーマンスを改善させる作用が期待される」という。