新しい時代の幕開け直前に「元号」を知る

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   約30年続いた平成時代の終わりまであと43日。政府は4月1日(月)に新元号の決定及び記者会見による発表を行う予定だ。改元されるのは1か月後の5月1日(水)。どんな言葉になるのか、国民の関心を集めている。今回は長い歴史を持つ「元号」という存在について書かれた本3冊をご紹介しよう。

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ひとつひとつの元号にドラマがある

   そもそも"元号"とは、どのように決まるものなのか? 『元号 年号から読み解く日本史』(著者:所功、久禮旦雄、吉野健一 文藝春秋 1080円)では、元号・皇室研究の第一人者である所功氏が、その歴史から現在、今回の決定の予想されるプロセスまでをわかりやすく解説してくれる。

   元号の歴史を紐解くと、ひとつの元号が何度も候補になっては消え、最終的にやっと採用されるなど、ひとつひとつの元号にドラマがあることがわかるという。たとえば「平成」は幕末にも候補に挙がり、「明治」は10回目、「大正」は5回目で採用されている。ほかにも天皇と元号の関係、藤原道長・足利義満・織田信長・徳川家康といった時の権力者と元号の関わり、昭和から平成への元号決定のドラマも紹介している。

   日本年号の出典と考案者一覧、日本年号・干支・西暦の対比表付き。

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