伊集院光「薬物依存に苦しむ人へ」 「薬物、守秘、相談」で検索勧める

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   「朝から気持ちのいい話じゃないです」――。タレントの伊集院光さんが2019年3月13日、パーソナリティーを務める「伊集院光とらじおと」(TBSラジオ)に出演し、番組冒頭で絞り出すようにこう語りだした。

   言及したのは、コカインを使用したとして麻薬取締法違反の容疑で逮捕されたミュージシャンのピエール瀧容疑者についてだ。

  • 伊集院光、薬物依存に苦しむ人へメッセージ
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「もし今やめようとしている人はきちんとした窓口へ」

   伊集院さんは約30年前、瀧容疑者と出会った。当時を振り返りつつ、昨今俳優としても活躍するようになった瀧容疑者に対して「僕は尊敬や憧れや嫉妬や全部持ってたね」と吐露。続けて伊集院さんは「だから、なんでそんな物が必要なんだ、って」と、やるせない思いをラジオでにじませた。

   また、薬物犯罪という話題については「メディアで伝えるのは難しい」とし、

「大勢の人が聞いているので『大変なんだよ』って話もしなきゃいけないし、いま立ち直ろうとしてる人や立ち直らせようとしてる人もいるから、そういう人を失望させちゃいけない」

と、さまざまな立場に配慮してコメント。さらに薬物依存に苦しむ人に向けて「もし今やめようとしている人は、ネットで『薬物、相談、守秘』で調べると、きちんとした相談の窓口があります。そういうところに相談してみてはどうですか」と提案した。ツイッターには、放送を聞いたと思われるユーザーから、

「薬物で苦しむ人達や瀧さん自身やご家族みんなに配慮があった」
「伊集院氏、親交があった人間として、こういうときに自分の気持ちを真正面から真剣に、曇りなく、嘘なく、逃げずに生放送で伝えることが出来るから凄いんだよ」

と称賛の声が多く寄せられている。

   伊集院さんがラジオで説明した通り、「薬物、相談、守秘」でインターネット検索をかけると、結果一覧には厚生労働省のウェブサイト「薬物乱用防止相談窓口一覧」が出てくる。J-CASTトレンドが一覧を確認したところ、19年3月13日時点で47都道府県に最低2つ以上の窓口があった。また同サイトでは、近くの保健所や地方厚生局麻薬取締部、各都道府県警察署なども、相談窓口として頼ることができると紹介されている。

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