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「フェラーリ:アンダー・ザ・スキン」をアジアで初開催

   モーフィアスの中を歩いていると、至るところにアート作品が展示されている。「目にバッテンのマーク」が特徴的な米国の現代アーティスト、カウズ氏の巨大彫刻、壁一面に描かれた日本のアーティスト、大巻伸嗣氏による幻想的な草花の絵画など、館内を見て回るだけで楽しめる。

大巻伸嗣氏の絵画。壁と床に埋め込まれ、幻想的な空間に
大巻伸嗣氏の絵画。壁と床に埋め込まれ、幻想的な空間に

   同所は、高級車メーカー・フェラーリの100年の歴史を実際の過去の車体でたどる展覧会「フェラーリ:アンダー・ザ・スキン」をアジアで初めて開催。過去にF1で使用されてきた本物のマシンも複数見られる貴重なイベントだ。

「フェラーリ:アンダー・ザ・スキン」の展示のひとつ。過去のF1マシンが並ぶ
「フェラーリ:アンダー・ザ・スキン」の展示のひとつ。過去のF1マシンが並ぶ

   館内をめぐると不思議な感覚になる。通路は直線よりも曲線が多く、床や壁の装飾もめまぐるしく変わる。加えて上記のような展示品がそこかしこにあるため、5メートルも歩くと眼前にまったく別の景色が広がってくる。メモを取りながら移動していた記者は、ふと周りを見回すと「あれ、さっきいた場所と雰囲気が全然違うな」と何度も思ってしまった。建物全体が1つの巨大アトラクションのようである。

通路の一角。複雑な構図はまるで巨大アトラクション
通路の一角。複雑な構図はまるで巨大アトラクション
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