オタオタした主婦の270日の震災体験
「東日本大震災発生。その時から私たち家族の生活が変わりました。コミカルにさえ見える私の奮闘ぶりをどうかお読みください」(著者の言葉から)。『生き残ってました。 主婦まんが家のオタオタ震災体験記』(著者:ひが 栞 祥伝社 576円)は、主婦漫画家が書いた270日の被災体験だ。
2011年3月11日午後2時46分。「それは、今まで経験したことがない強烈な揺れでした。飛行機の滑走音よりも大きく、大地が割れるような音が響く。背筋が凍る瞬間でした」。地震発生から避難所、被災地など5章で40の場面を漫画で描く。
予兆、家族の安否、避難所に到着、トイレにびっくり、へドロ、ガレキ、お金のこと、髪を洗う、被災と学校、ボランティア、ライフラインの復旧、コンビニの再開、失業者と震災バブル、被災地に来た芸能人、援助物資など。