東日本大震災から8年――「不都合な真実」を明らかに 

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宮沢賢治の言葉に込めた思いは

   『雨ニモマケズ 外国人が伝えた東日本大震災』(著者:ル―シ―・バーミング、デイヴィッド・マクニール えにし書房 2160円)は、日本在住の2人の外国人記者によるルポルタージュだ。

   大震災を生き延びた6人へのインタビューを中心に客観的な視点から震災の実像を示す。証言者はタイ系アメリカ人英語教師、保育園の調理師、漁師、高校生、南相馬市長、原発作業員の6人で、綿密な取材をもとに深い悲しみを丁寧にすくいあげている。同時にジャーナリストとして、日本のマスコミのあり方を批判している。

   目次は「メルトダウン」「天皇の言葉」「世界に伝える」「東北魂」など10章。翻訳はPARC自主読書会翻訳グループ。タイトルの宮沢賢治の言葉「雨ニモマケズ」にどんな思いを込めたのか。

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