ツイッターアイコンは、アカウントにとって「顔」と言える部分だ。企業の場合、会社ロゴや、社を代表する商品やサービスの画像で固定している例が多い。
だが、ツイッターアイコンをこまめに変化させて話題を作り、フォロワーとの距離感を縮めているアカウントもある。ポテトチップスの「わさビーフ」で知られる山芳製菓だ。
「記念日仕様」に何度も変えてみたら...
山芳製菓の直近ツイートを見ると、3月1日「マヨネーズの日」は、わさビーフ公式キャラクターで牛の「わさっち」がマヨネーズを持ち、3月5日「バウムクーヘンの日」は、わさっちがバウムクーヘンを食べているアイコンに変化している。
J-CASTトレンドは2019年3月5日、山芳製菓の公式ツイッターアカウントを運用しているヲリハラ氏に電話取材し、まめに変える理由を尋ねた。
「アイコンの話題は他のツイートと比べて話しかけてもらいやすく、予想だにしないコメント、ツッコミがたくさんもらえます。それをきっかけに新しいアイデアや他企業とのコラボ企画が生まれていく、という流れができています」
アイコンを日替わりさせ始めたのは、16年2月22日。ヲリハラ氏は毎朝、その日の記念日を紹介するツイートをしており、この日は「猫の日」、「忍者の日」など、さまざまあった。そこで「わさっちにヒゲを生やして猫にしたり、忍者服を着せたりとアイコンを複数回変えてみた」ところ、「毎日アイコンを変えてほしい!」と期待のリプライ(返信)がフォロワーから多数寄せられたのだ。
「これはもうやるしかないなと (笑) 以来、『わさっち』、『社名』、『わさビーフ』の3要素を入れつつ、こまめにアイコンを作り変えています。手間はかかりますが大変だと感じたことはなく、楽しみながらやっています」