ラグビー五郎丸歩「W杯日本大会」語る 自国開催だからこそ気になる盲点

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中3日の強行日程...それを上回る「脅威」とは?

   しかし、次戦のスコットランド戦。実は、南ア戦から中3日という強行日程だった。スコットランドは日本戦が初戦。ラグビー経験者なら理解できるだろうが、80分間の激闘を終えた人間というのは、まさに「満身創痍(まんしんそうい)」である。つまり「ピンピン」状態のスコットランドと、日本は戦わなければならなかった。結果は、10-45。大敗を喫した。

   しかし、五郎丸選手は、

「日程については、最初から分かっていたこと。自分たちの準備ができなかっただけ」

と、決して言い訳はしない。さすがは「桜のジャージ」をまとった男。記者は、サムライ魂を感じてしまった。

   2019日本大会では、日本代表にとっては試合日程が非常にうまく組まれた。2019年9月20日のロシア戦から、ほぼ1週間おきに試合となっている。また自国開催ということもあり、選手たちにとっても移動は気楽だろう。

   ところが五郎丸選手は、

「自国開催の重圧、というものは計り知れないだろうと思います。海外の試合なら、自由な時間に各々、外に出たりとか、リラックスして過ごせます。でも、国内ではマスコミに張り付かれますから。そのプレッシャーの方が、厳しいと思います」

という主旨のコメントをした。

   開幕まで約7か月。報道も徐々に熱を帯び始めているが、我々メディアも、まずは「選手ファースト」を心掛けなければならない。

(J-CASTトレンド編集部 山田大介)

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