理想・条件を下げて結婚した人たちの思いは
2017年5月、明治安田生活福祉研究所(東京都千代田区)が全国の35~54歳の男女1万300人を対象に実施した「35~54歳の結婚意識に関する調査」の中に興味深いデータがある。相手に求める理想・条件を下げて結婚した人たちの「自己評価」だ。
全体回答者の中で「結婚したかったので理想・条件を下げた」という男性362人、女性616人に、「結婚相手に求める理想・条件を下げたことを後悔しているか」を聞くと、男性の49.7%、女性の56.1%が「どちらかと言えば後悔している」と回答。調査を見る限りでは、男女ともに約2人に1人が「理想・条件を下げての結婚」を悔やんでいるという図が浮き彫りになった。