「2月24日に行われるイベント『BEYOND STADIUM』のPRに参りました!」
2019年2月15日、東京都心で雪が降る寒さのなか、アイドルグループ「仮面女子」のメンバー・猪狩ともかさんがJ-CASTに来社した。猪狩さんは、東京都が2月24日に大田区総合体育館で開催するパラスポーツ(障がい者スポーツ)観戦・応援イベント「BEYOND STADIUM」の応援リーダーだ。「仮面女子」のメンバー・黒瀬サラさん、橋本友梨英さん、水野ふえさんらと共に、同イベントやパラスポーツの魅力を笑顔で語ってくれた。
アスリートたちの実戦観戦ほか、競技体験会も
本イベントは、メインアリーナとサブアリーナに分かれて企画が用意される。メインアリーナではアスリートたちによる「パラ・パワーリフティング」、「ウィルチェアーラグビー」の2競技を実施。パドリングマシーン(エルゴ)を使ったカヌー体験、車いすフェンシング体験などの「競技体験会」も予定されている。サブアリーナでは、スタンプラリーや迷路などが行われる。
猪狩さんは18年4月に起きた不慮の事故以来、両下肢に麻痺が残り、車いす生活を余儀なくされている。それでも必死のリハビリの結果、事故後4か月ほどでアイドル活動を再開。同年9月に退院して以降、仮面女子として活動するだけでなく、さまざまなパラスポーツ体験もしてきた。今回のイベントでも企画されているパラ・パワーリフティングのほか、テニス、バスケ、ソフトボール、陸上、フェンシングに挑戦してきたと言い、
「中でも、もっと上手くなりたいと思ったのはテニスです。中学3年間ソフトテニスをやっていたんですけど、その時にできていたはずのことが車いすになると全くできない。ラケットを持って車いすを動かす、向きを替えるというだけでも本当に難しいんです。それが面白さにつながります」
といきいきとした表情で語った。
黒瀬さん、橋本さん、水野さんたちは、猪狩さんがパラスポーツに取り組んでいる様子を、猪狩さんがツイッターに投稿する画像や動画を通じて見ているという。彼女たちの目に、その姿はどう映っているのか。
黒瀬さん「仮面女子とはまた別の世界で頑張っている姿に、『すごいな』と思っています。これからも挑戦していくことがたくさんあると思いますが、何事も楽しみながら挑戦してほしいです」
橋本さん「パラスポーツのテニスをしている猪狩さんはすごく楽しそうでした。また猪狩さんがテニスをしているところを見たいですし、私もテニスをちょっと習っていたのでやってみたいです」
水野さん「私もテニスをしている姿を見て『楽しそう』だなと思いました。パラスポーツについて深く知らなかったので、いがともちゃん(編注:猪狩さんの愛称)がやっているのを見て興味が湧きました」