「いーわしたのっ、しんしょうが」。岩下食品が発売する「岩下の新生姜」といえば、インパクトのあるこのCMソングでおなじみだ。その岩下の新生姜の魅力を「これでもか」というほど味わえる、入館料無料のミュージアムが栃木市にある。オープンは2015年6月、「プロが選ぶ観光・食事・土産物施設100選」(旅行新聞新社主催)では翌16年から3年連続で入選している人気施設だ。
東京・浅草から特急で約1時間――J-CASTトレンド記者は19年1月30日、「岩下の新生姜ミュージアム」を取材で訪れた。
高さ5メートルのかぶり物「世界一大きな新生姜ヘッド」
岩下の新生姜を模した巨大バルーンを横目に入り口を抜けると、"ピンク"な世界が広がっていた。館内は年に10回ほど季節やイベントに合わせて模様替えされる。取材時はバレンタイン・ホワイトデー仕様で、至る所に赤やピンクのハート風船が飾られていた。
2015年6月にオープンしたミュージアムは、元々美術コレクションなどを展示する「岩下記念館(岩下美術館)」だった。現在も岩下の新生姜の誕生物語や岩下食品の歴史などを紹介しているが、遊び心満載のアトラクションが多数用意されているので堅苦しい雰囲気はない。
アトラクションには、中に入って記念写真が撮れる巨大な岩下の新生姜パッケージと「新生姜色」のグランドピアノが置かれたイベントステージ、擬人化した岩下の新生姜が住む「新生姜の部屋」、狛犬ならぬ狛鹿の「IWASHIKA(イワシカ)」が飾られているジンジャー神社などがある。一目見て圧倒されるのが高さ5メートルのかぶり物「世界一大きな新生姜ヘッド」だ。穴から顔を出して写真を撮るフォトスポットだが、イベント時にはプロジェクションマッピングの投影先としても活躍する。