くら寿司のバレンタイン驚きの新メニュー 世界初「チョコぶり」は色鮮やかさ持続

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   回転ずしチェーン「無添くら寿司」は2019年2月1日~2月14日の期間中、バレンタイン限定メニュー「チョコぶり」、「チョコっといなり」、「チョコっとくまパフェ」を販売する。

   目玉メニューは、今回世界初の一般販売となる「チョコぶり」。チョコレートを混ぜた餌を与えて養殖したブリで、通常のブリよりも見た目の劣化が遅いのが特徴だ。

  • 世界初の一般販売となった「チョコぶり」(1)
    世界初の一般販売となった「チョコぶり」(1)
  • 世界初の一般販売となった「チョコぶり」(2)
    世界初の一般販売となった「チョコぶり」(2)
  • 「チョコぶり」に与えられている、チョコレートを混ぜた餌
    「チョコぶり」に与えられている、チョコレートを混ぜた餌
  • (左から)「チョコっとくまパフェ」、「チョコっといなり」
    (左から)「チョコっとくまパフェ」、「チョコっといなり」
  • 世界初の一般販売となった「チョコぶり」(1)
  • 世界初の一般販売となった「チョコぶり」(2)
  • 「チョコぶり」に与えられている、チョコレートを混ぜた餌
  • (左から)「チョコっとくまパフェ」、「チョコっといなり」

船便でも新鮮さ維持でき、輸送コスト削減につながる

   記者が試食したところ、チョコレートの風味や甘さを感じることはなかった。ただ通常のブリだと水揚げ後2日で変色してしまうところを、「チョコぶり」はチョコレートに含まれるカカオポリフェノールの抗酸化作用により5日間、色鮮やかな見た目に保つことができる。

   この特性から「チョコぶり」は海外店舗での販売を期待されている。これまでは鮮度の兼ね合いで空輸せざるを得なかったが、「チョコぶり」なら、より日数がかかる船便でも新鮮さを維持できるため、輸送コスト削減につながる。

   「チョコぶり」は、くら寿司の「さかな100%プロジェクト」から生まれた「循環フィッシュ」でもある。これは、国産天然魚を加工する際に出る骨やアラを養殖魚用飼料として活用し、新たな魚を育てる取り組みで、養殖魚の餌の原材料となる水産資源の維持、海洋環境の保護などを見据えている。くら寿司広報担当は「チョコぶり」を通じて"新鮮でおいしく、環境にも配慮したくら寿司の取り組み"をこれからも広めていきたいと述べた。

チョコレートといなり寿司の不思議なコラボ

   くら寿司は例年、バレンタインの時期に合わせてオリジナルのデザート寿司を展開しており、18年にはシャリと海苔(のり)、チョコプリンなどからなる「ティラミスシ」を期間限定販売した。今年の「チョコっといなり」は、ココアパウダーを使用したチョコレート味の特製油揚げの中に酢飯を詰め、ホイップクリーム、ピスタチオ、ミックスベリーをトッピングしたデザート感覚の「いなりずし」だ。

   記者が試食した際、まず驚いたのが油揚げの黒さ。「いなりずしが日焼けしたのか」とすら思えるビジュアルで、その上にホイップクリームが乗っているのもインパクト大。甘い油揚げとホイップクリーム、そして甘酸っぱいシャリの相性が思った以上によく、おいしく味わった。

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