花王は2019年1月23日、液体洗剤「アタック ZERO(ゼロ)」を発表した。4月1日に発売する。
通常の洗濯機用に加え、花王初となるドラム式洗濯機専用品も開発。それぞれ、子育て中の人やシニアなど誰でも片手で簡単に計量できる「ワンハンドプッシュ」タイプをラインアップに加えている。
少量で汚れを落とし、洗濯物にも付着しない
「アタック ZERO」は花王が独自に研究開発し、18年11月に公表した界面活性剤「バイオ IOS」を主成分とする商品の第一弾。発表資料によると、洗剤ブランド「アタック」の中で史上最高の洗浄力を実現したとのことだ。
昨今、家庭内における衣類の4割近くを化学繊維製品が占めるまでになった。花王の調査によると、なかでもポリエステルについた皮脂などの油性汚れは、洗濯しても木綿の半分以下しか落とすことができない。また、この油性汚れは衣類に蓄積するとニオイや黒ずみ、肌触りの悪化等に繋がる。
そこで花王は、少量で油によく吸着して汚れを落としながらも、水になじみやすく洗濯物に付着しない「バイオ IOS」を主成分とした同商品を開発した。「落ちにくい汚れ」や「洗剤残り」をゼロにすることを目指していくという。
「アタックZERO ドラム式専用」には、節水対応ポリマーを配合。これにより少量の水での洗濯でも、衣類から落ちた汚れが再び付いてしまう「黒ずみ」を防止する。