公文教育研究会は、現在テレビCMに出演中の狂言師・野村萬斎さん、長男の裕基さんに加え、長女の彩也子さんを新たに起用し、親子3人が初共演する新テレビCMを2019年2月1日から全国でオンエアする。3人は公文式学習法のOB・OGだ。
それに先立ち、19年1月21日からユーチューブでの配信を始めた。
長女・彩也子さん「父と弟を改めて尊敬しました」
今回制作されたCMは、英検やTOEFLの合格実績をアピールする萬斎さんと裕基さんの狂言アクションに「Wonderful!」、「Great!」と彩也子さんが英語で合いの手を入れる「生きる英語力」編をはじめ、萬斎さんの口から裕基さんと彩也子さんの、姉弟で少し違うKUMONとの付き合い方が語られる「一人ひとりの KUMON」編、「くもんの子」編、「魅力の 3 教科」編と計4タイトル。
公文教育研究会は撮影中のエピソードとして、萬斎さんは親子3人の初共演でこれまで以上に表情がにこやかだった一方、裕基さんは姉の彩也子さんとの共演にやや緊張気味だったと明かしている。また今回がCMデビュー作だったという彩也子さんは裕基さん以上に緊張していたが、撮影が進むにつれて肩の力が抜け、細かなアクションもこなし、初めてのCM撮影とは思えない演技を披露していたという。
萬斎さんは、舞台やテレビではなかなか見られない「パパ」としての顔を覗かせながらも、裕基さんに対して扇の所作などの修正すべきポイントは師匠として厳しく指導。3人が一緒に声を出すシーンでは、彩也子さんの声が聞こえにくくならないように萬斎さんと裕基さんが声量を調整するなど、親子で工夫する場面もあった。一方で、休憩中は全員で「自撮り」をしてリラックスし、メリハリのある撮影になったようだ。
「初めての親子3人で、不思議な感じもありましたが、撮影を楽しむことができました」と萬斎さん。裕基さんは「姉は思っていた以上に上手に演技をしていて、僕も負けられないなと思いました」とコメントした。初めてのテレビCMで、最初は手が震えてしまうほど緊張したという彩也子さんは、
「父と弟が和ませてくれたので、無事に演技ができました。普段、こんなに大勢のスタッフさんたちに囲まれて仕事をしている父と弟を改めて尊敬しました」
と感謝した。