全国でインフルエンザの患者数が急増している。2019年1月18日に厚生労働省は、19年1月7日から1月13日までの1週間に全国約5000か所の医療機関から報告されたインフルエンザ患者が1医療機関当たり平均38.54人に上ると発表した。
前週にあたる18年12月31日から19年1月6日までの報告数が同16.30人だったのと比べて2倍以上の増加。全国推計で約163万人の患者が医療機関を受診したとしている。
東京都では前週から3倍以上に
都道府県別に見ると「愛知県」が75.38人で最も多く、次いで「熊本県(58.79人)」、「岐阜県(53.94人)」と続く。一方、最も少ないのは青森県で12.45人だ。東京都は31.71人で、前週の1医療機関当たり患者数9.20人に比べると3倍以上に増加している。
厚生労働省のウェブサイトにある「インフルエンザQ&A」ページには、日本におけるインフルエンザの流行シーズンについて「例年12月~3月」と説明がある。今後さらに流行が拡大する恐れがあるため、厚労省が奨励する「外出後の手洗い」、「適度な湿度の保持」、「十分な休養とバランスのとれた栄養摂取」、「人混みや繁華街への外出を控える」といった予防法を徹底したい。