明大も「21世紀」は1度も優勝していない
天理大の話題ばかりだと、明大ファンに怒られそうなので、名門「紫紺のジャージ」軍団にも触れておこう。明大は、同選手権で12回の優勝。「重戦車」とも称される大型FW(フォワード)を前面に押し出す「パワーラグビー」で歴史を作ってきた。
関東大学ラグビー対抗戦グループの「雄」であり、早明戦や慶明戦になると、秩父宮ラグビー場が「紫紺のジャージ」を身にまとったファンで埋め尽くされる。
そんな明大も1996年度以降は22年、優勝から遠ざかっている。最後の優勝で決勝を戦った相手が、早大だった。
22年前...ん? 待てよ?? それって、筆者が早大ラグビー部4年だった時以来ってことじゃないか!!
忘れもしない1997年1月15日(1996年度)。ケガなどの影響もあり、筆者はスタンドで、仲間たちから「歓喜の雄たけび」が上がることを必死に祈っていた。ところが、明大の「重戦車FW」の前に、早大は防戦を強いられる...。結果、自陣ゴール前で反則を犯してしまい、認定トライを許してしまった...。
その夜、仲間と酌み交わした「涙割の酒」は、20年以上たった今でも忘れることはない。
とにもかくにも、平成最後の「決戦」の時は来た。今秋、開催される「ラグビーW杯日本大会」を迎えるにあたり、両校による最高のゲームを期待したい。
(J-CASTトレンド編集部 山田大介)