小田急エージェンシー(東京都新宿区)は、2018年10月に引退した「特急ロマンスカー・LSE(7000形)」の装備品を活用するプロジェクト「Romancecar Memorial Parts Project」第2弾を18年12月21日に開始した。
プロジェクト第1弾では座席シート、座席テーブル、カーテンを使用した商品全4種類を企画・販売した。第2弾では新たにデザインした椅子2種、テーブル、トートバッグ、腕時計の5商品をラインアップした。
廃棄車両のリサイクルの新たなシステムとして環境負荷低減へ
シート座面をスチール素材でシンプルなチェアに再生した「LSEチェア」(7万5000円)、車内に設置されていた折りたたみテーブルをリデザインした「LSEテーブル」(3万6000円)、シート背面に設置されていたシートポケットを内部ポケットに使用し、LSEの車体色であるバーミリオンオレンジカラーで仕上げた「LSEトートバッグ」(1万6000円)、第1弾のバーミリオンオレンジにプラスし、LSEのもうひとつの車体色であるグレーをバンドカラーに使用した「ロマンスウオッチ2」(2万円)、リクライニング機能はそのままに座席の良さを最大限に活かしたシートを家庭用にアレンジした「LSEソファ」(23万8000円)をラインアップ。
なお、今回ジュエリーデザイナーで多数のプロダクトデザインを生み出してきた中村雄二氏がデザインを担当した。
ウェブサイトで取り扱う。販売期間は19年1月31日23時59分までを予定。 価格はいずれも税込。
「Romancecar Memorial Parts Project」は、廃棄車両を活用し、価値あるものとして再生させることで、廃棄車両のリサイクルの新たなシステムとして環境負荷低減に取り組んでいる。また、小田急線世田谷代田駅コンコース内に設置されている小田急電鉄の環境の取り組みを紹介する「小田急環境ルーム」で、18年12月21日~19年1月31日まで、今回販売する第2弾商品の試作品を展示中だ。