牛乳を通じて食糧問題についても考える
本コンクールでは、応募作品1点につき50円をFAO(国際連合食糧農業機関)の「FAO飢餓撲滅草の根募金」に寄付しており、今年は153万600円に上った。授賞式に出席したFAO駐日連絡事務所のンブリ・チャールズ・ボリコ所長は「心より御礼申し上げます」と日本語で感謝を述べた。
ボリコ所長は世界の食糧問題についても触れ、8億2100万人が栄養豊富な食料を手に入れられない現状を紹介した。FAOでは飢えに苦しむ人々をゼロにするための「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)」を掲げている。その達成のためには多くの協力が必要だとし、その一例として「牛乳ヒーロー&ヒロインコンクール」を挙げ、
「ミルクについて大切に考えていただくことが、食べ物すべてについて考えていくことのきっかけにもなると思います」
と話した。