「非常に苦しいなと思った」
丹羽選手の活躍もあり、マッチカウント3-1で勝利を収めた琉球。これで彩たまとの対戦成績は4勝1敗となった(12月10日終了時点)。
琉球は、第1マッチ(試合)のダブルスではわずか20分足らずで落としたものの、その後シングルス2つをとり、マッチカウントを2-1とした。丹羽選手は第4マッチで、チョン・ヨンシク選手と対戦した。今年の4月~5月にかけて開催された世界卓球選手権スウェーデン大会(団体戦)では、韓国代表として出場し、シングルスで張本智和選手、水谷隼選手に勝利した強敵だ。丹羽選手自身、2月のITTFチームワードカップロンドン大会で敗れている。
この日、丹羽選手は2ゲーム(いずれも11-8)を先取するも、3ゲームは13-15で失った。11-11となった際には足がもつれてポイントを落とし、しゃがみこむ場面もあった。4ゲーム目も8-11で取られる。決着戦となる5ゲーム目は6-6からスタートする。7ポイント目を先に取った丹羽選手が始終リードし、最終的に11-8で勝利をものにした。直後にはガッツポーズも見られた。しびれるゲームを制した後のガッツポーズも、いつもとそれほど変わらなかった。
試合後のインタビューでは、激闘をこう振り返った。
「3ゲーム目をとられて非常に苦しいなと思った。自分の戦術に慣れられて、向こうがミスをしなくなった。5ゲーム目は出だしにポポポンと取れたのでよかった。6-6(スタート)だと運の要素もあるので。0-0からだったら勝つのは難しかったのかなと思いますね。すごく強い相手なので、勝てたことは自信になります」