緒方恵美「かゆかったーー」 「寒冷じんましん」処置を間違えないで

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「朝、ロードバイクで出て、目的地に着いたら、手の甲に寒冷性蕁麻疹がパラパラ。かゆかったーー」

   声優の緒方恵美さんが2018年12月10日にツイッターを更新し、自身の手の甲に出たというかゆみについて呟いた。この「寒冷蕁麻疹(じんましん)」、ちょっと注意したほうがよさそうだ。

  • 寒い季節特有の症状ではない、寒冷じんましん
    寒い季節特有の症状ではない、寒冷じんましん
  • 寒い季節特有の症状ではない、寒冷じんましん

冷房の風や寒い日のプールでも

   製鉄記念八幡病院(福岡県北九州市)の「急激な温度差で起こる『寒冷じんましん』」のページによると、寒冷蕁麻疹とは「体が冷やされることによって、その部位もしくは全身に赤みを帯びたふくらみが出現する」ものだ。

   では、体が冷える寒い季節にだけ注意すべきなのか。ツイッター上で寒冷じんましんに悩む人を探してみると、

「冷房が強いお店に入ったりすると蕁麻疹が出ちゃうの」
「学生の頃の寒い日のプールも駄目だった」
「夏も、エアコン効いてる部屋から屋外出ると温度差で秒で症状出る」

と夏場の症状を訴える声が複数見られた。前出の「急激な温度差で起こる『寒冷じんましん』」のページを見ると、「冷たいものを摂取した場合や冷たい外気や冷房の風に当たった場合、また水風呂に入ったり、発汗後に汗が蒸発して体が冷却されることなどで起こる場合が多い」とある。どうやら寒い季節特有の症状ではないようだ。

   また、皮膚に赤みやかゆみが出たときは「冷やせばいい」と思ってしまいそうだが、冷えが原因で起こる寒冷じんましんの場合はそうではない。日本赤十字社のウェブサイト「じんましん」のページに、このような説明がある。

「毛布などで全身を包むか、ぬるめの風呂に入って徐々に湯温を上げながら体を温めたりします。水泳中であれば、直ちに水から上がり保温して安静にします」

   いずれにしても、できる限りの手当てをしても症状がなかなか引かない場合は早めに皮膚科に相談するのがよい。

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