懐かしの好カード「水谷VS岸川」実現
彩たまの坂本監督が「卓球を長年やっている人には、たまらない好カードだったんじゃないか」と振り返ったのは、第4マッチだ。対戦カードは、リオ五輪・男子シングルス銅、団体銀の水谷隼選手(マイスター)と、Tリーグ参加の日本人選手では最年長31歳の岸川聖也選手(彩たま)。2人はジュニア時代から、長くダブルスを組んでいた旧知の仲だ。
「水谷VS岸川の試合をみんなに見せたかったというのが一番です。このカードが実現できるのは、Tリーグでしかなかったのかなと思います」と坂本監督。偶然ではなく意図したものだという。
試合後のインタビューで、岸谷選手は感極まった表情を浮かべていた。
「はじめてTリーグのシングルスに出ました。その試合で(水谷)隼とできてすごくよかったです」
一方で水谷選手も「昔のことを思い出しましたね」と柔らかい笑顔だった。
試合は3-1で水谷選手が勝利。だが、坂本監督は「岸川がまだまだできるというところを見せられた」と、今後へ期待をのぞかせた。