【激アツ!Tリーグ観戦記】張本智和は格が違う 銀メダリストもなすすべなし 

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   卓球の新リーグ「Tリーグ」の男子公式戦が2018年12月9日、東京・アリーナ立川立飛で行われた。

   第4マッチ(試合)終了時点で、ホームの「T.T彩たま」と、アウェーの「木下マイスター東京」は2-2の五分。勝利チームを決める「ビクトリーマッチ」に登場したのが、吉村真晴選手(彩たま)と張本智和選手(マイスター)だ。

  • ビクトリーマッチは吉村真晴選手(T.T彩たま)VS張本智和選手(木下マイスター東京)
    ビクトリーマッチは吉村真晴選手(T.T彩たま)VS張本智和選手(木下マイスター東京)
  • シングルス(第4マッチ)で、水谷隼選手(木下マイスター東京)が岸川聖也選手(T.T彩たま)に3-1で勝利
    シングルス(第4マッチ)で、水谷隼選手(木下マイスター東京)が岸川聖也選手(T.T彩たま)に3-1で勝利
  • 岸川選手
    岸川選手
  • チームに2勝(第3マッチ、ビクトリーマッチ)をもたらした張本選手のガッツポーズ集
    チームに2勝(第3マッチ、ビクトリーマッチ)をもたらした張本選手のガッツポーズ集
  • 試合の合間にストレッチをする吉村選手
    試合の合間にストレッチをする吉村選手
  • 張本選手が吉村選手を圧倒
    張本選手が吉村選手を圧倒
  • 吉村選手はシングルス(第2マッチ)で大島祐哉選手(木下マイスター東京)に3-1で勝利
    吉村選手はシングルス(第2マッチ)で大島祐哉選手(木下マイスター東京)に3-1で勝利
  • ダブルス(第1マッチ)で、水谷選手・松平健太選手ペア(木下マイスター東京)に2-0で勝利したチョン・ヨンシク選手・平野友樹ペア(T.T彩たま)
    ダブルス(第1マッチ)で、水谷選手・松平健太選手ペア(木下マイスター東京)に2-0で勝利したチョン・ヨンシク選手・平野友樹ペア(T.T彩たま)
  • チョン・ヨンシク選手
    チョン・ヨンシク選手
  • 水谷選手・松平選手ペア
    水谷選手・松平選手ペア
  • ビクトリーマッチは吉村真晴選手(T.T彩たま)VS張本智和選手(木下マイスター東京)
  • シングルス(第4マッチ)で、水谷隼選手(木下マイスター東京)が岸川聖也選手(T.T彩たま)に3-1で勝利
  • 岸川選手
  • チームに2勝(第3マッチ、ビクトリーマッチ)をもたらした張本選手のガッツポーズ集
  • 試合の合間にストレッチをする吉村選手
  • 張本選手が吉村選手を圧倒
  • 吉村選手はシングルス(第2マッチ)で大島祐哉選手(木下マイスター東京)に3-1で勝利
  • ダブルス(第1マッチ)で、水谷選手・松平健太選手ペア(木下マイスター東京)に2-0で勝利したチョン・ヨンシク選手・平野友樹ペア(T.T彩たま)
  • チョン・ヨンシク選手
  • 水谷選手・松平選手ペア

張本「兄弟そろって負けるわけにはいかない」

「負けました。ちょっと張本が強すぎますね」

   彩たまの坂本竜介監督は、試合後のインタビューで開口一番にこうこぼした。ビクトリーマッチ(シングルス1ゲーム)、吉村選手はリオデジャネイロ五輪の男子団体銀メダリストだが、張本選手に3-11と完敗し、チームも2-3と敗れた。坂本監督は張本選手にお手上げ状態だ。

「前回(11月17日)も(第1、第2マッチと)2-0でリードしたんですけど、(第3、第4マッチのシングルスの)オーダーを見ると水谷、張本って名前が書いてあるんですよ。うちが勝つためには、どっちかには勝たないといけない。そのために個々のレベルをもっとあげないといけない。上げたうえで対策をしないと勝てない。張本の場合はそのうえでビデオを見て研究しないといけない。それぐらいちょっとレベルが違う。ただ(張本も)人間なんで、だれにでもチャンスはあると思っています」

   一方で、張本選手はビクトリーマッチには、嫌な思い出があった。試合後のインタビューで苦笑いを浮かべた。

「面白いのが前回弟さんに負けていて。兄弟そろって負けるわけにはいかないので」

   11月25日の「岡山リベッツ」との試合で、ビクトリーマッチに出場し、吉村和弘選手(真晴選手の弟)に6-11で負けた。試合後、コーチで父親の張本宇氏に「5戦目はもう出たくない」とこぼしたことを明かした。だが、「勝とうが負けようが経験になる」と言われて、毎試合ビクトリーマッチの準備をしているという。

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