朝日新聞出版は、「かっぱのねね子 こうの史代小品集」を2018年12月7日に発売する。
表題作はオールカラー
こうの史代氏は1968年に広島に生まれ、95年に「街角花だより」でデビュー。「この世界の片隅に」「ギガタウン 漫符図譜」など個性的な表現活動で話題となっている。
表題作のオールカラー漫画「かっぱのねね子」は、2001年4月から02年3月まで子ども向け月刊誌「おおきなポケット」で連載された。連載終了後は、自らが同人誌として限定発売しており、一般書籍化は初。ファンからの密かな人気を集める"幻の名作"だ。人間界に迷い込んだかっぱの少女ねね子が水の世界に戻る方法は、善行を積むこと。友人の「いずみちゃん」と遠足や夏祭りで頑張る様子を、見開き×全12話で描いた。温もりがあり美しい彩色、ほのぼのかつ切れ味良いギャグも満載の、楽しさあふれる世界観。
描き下ろしスケッチコラム「かっぱ紀行」、単行本未収録の漫画「ストポ」、「みなみさんの夏休み」「考えるアシ」「ぷらづま記」などの4コマ漫画と大判イラストも掲載している。
価格は972円(税込)。