女の叫び「旦那にぜひ読ませてやりたい!」
「これはもう世の中の旦那たちにぜひ読んでもらいたい。いや読め(笑い)」。帯にあるキャッチコピーだ。紹介文には「女は生まれつき母性を持っている? 家事育児は仕事? 女は家を守るべき・・・? "都合のいい常識"に毒された男たちに、最後通告!」と訴える。
『定年オヤジ改造計画』(著・垣谷美雨、祥伝社、1620円)の主人公は大手石油会社を定年退職した庄司常雄。夢に見た定年生活のはずが、良妻賢母だった妻は「夫源病」を患い、娘からは「アンタ」呼ばわり。そんなある日、息子夫婦から孫の保育園のお迎えを頼まれる――。
「夫源病」とは、夫への不平や不満がストレスになって、妻の心身に不調が生じることだといわれる。常雄は孫の子守りを通じて、妻との離婚を回避し、家族再生に成功できるか。