2018年の第1四半期には、アプリ配信サービス「App Store」でダウンロード数世界1位を記録するなど、今年爆発的なブームとなっている、スマートフォン向け動画共有アプリ「TikTok」。
今では、中高生以外にも芸能人やアーティストまで利用しているTikTokですが、その人気の秘密は何なのでしょうか。
そこで今回は、仲良しの兄妹ユーチューバーとして活躍するとともに、TikTokでは約27万人のファン(フォロワー)がいるティックトッカーでもある、おおしま兄妹にインタビューを実施。TikTokを始めた理由や、その楽しさを聞いてみました。
2つ目に投稿した「ロメオ」が知ってもらうキッカケに
――TikTokを始めようと思ったキッカケから教えてください!
(兄):僕たちは今年の5月からTikTokをやり始めたんですけど、その時あたりから周りの友達でもやる子が多くなっていったのがキッカケです。
(妹):その時は、音楽に合わせてウィンクをする動画が流行ってたんですが、編集のやり方もすっごく簡単だったので「やってみよう!」という気持ちでスタートしました。
――始めた時の周りの反響はどうでしたか?
(兄):今でこそ沢山のファン(フォロワー)の方が見てくださっていますが、最初はそこまで反響はなかったんです。
(妹):ただ、徐々にオススメのタイムラインに表示されるようになって...。
(兄):それもあって、ありがたいことにファン(フォロワー)も増えていきました。
(妹):中でも2つ目に投稿した「ロメオ」は、ファンの人に知ってもらうキッカケとなった動画です。
――TikTokが他の動画共有アプリと違うところは何ですか?
(兄):一言で言えば、とにかく簡単なんです!撮影する時も録画速度を調整出来るので、スローモードにしながら撮れるんです。だから、振りをしっかり覚えてなくても自分の体が対応出来るんですよね。
(妹):あとは、フィルターや小顔効果・スタンプ・美肌効果・特殊効果など、全てTikTokの中で出来ちゃうのがハマる理由かもしれません。
(兄):すべてがハイブリットなのがTikTokなんです。
「め組のひと」に、14万3900「いいね」
――では、TikTokをやっていて楽しいことを教えてください!
(兄):やっぱりたくさんの人から見てもらえて、反応をもらえるのが嬉しいですね。
(妹):スローで撮影出来るのに、編集によって速度が一発で変えられるのでダンスが上手く踊れている気がするし、曲も中毒性があって思わず口ずさんじゃいます。
――逆に難しいことはありますか?
(兄):TikTokの撮影のやり方で、コマ撮りとは違う画面を切り替える方法で「トランジション」というのがあるんですが、僕たちはそれが苦手であまりやることがないですね。
(妹):難しいから、私達は携帯を置いて撮るやり方が多いですが、ミクチャの時からこのやり方が自分達には合っているみたいです。
――これまで一番反響のよかった動画は?
(兄):6月に投稿した「め組のひと」は、息が合っていたからか今までの中で1番好評でした。ありがたいことに、14万3900も「いいね」されたんです!
(妹):特にお気に入りポイントは、「め」のところの息が合っているところです。
(兄):ダンスも少しだけオリジナリティーを入れようと思って、「目もと流し目 eye eye eye」の部分をアレンジしました!
――ちなみに撮影時間はどのぐらい?
(兄):これは振りが少ないので20分ぐらいで撮りました!
――えー!20分!?それは速い!
(兄):ただ、前まで結構こだわっていたこともあってこのぐらいの時間をかけていましたが、最近はいい意味で力を抜いているので5分ぐらいです!
――ちなみに1本の「動画を撮ろう!」となった時、どちらが決めているんですか?
(兄):基本、僕が決めるんですが、TikTokでは流行っている動画が目に見えて分かるので、お互いに撮ろうって思う動画が一緒になったりしますね!
(妹):兄妹で意見が被るのは結構多いですね。
――では、振りはどっちが決めているんですか?
(兄):いつも僕が決めています。最近だと「Brokenhearted」って曲の振りをオリジナルで考えたんですけど、それは1時間ぐらいで出来上がりました!
(妹):完成した振りを兄から教えてもらうんですが、楽曲をスローにして撮影するので私も簡単に覚えることが出来ました!
(兄):TikTokは、スローで撮影したのを倍速に出来るので振りがうろ覚えでも大丈夫なんです!ミクチャの時は速度が変更出来なかったので、それが大きな違いかもしれません。
もっと双子ダンスを継続的にあげていきたい
――おおしま兄妹のお二人はユーチューブもやっていますね。動画というカテゴリーではTikTokも同じかなとも思ってしまうんですが、TikTokの面白さは何ですか?
(兄):ユーチューブは、自分がチャンネル登録している人の動画がタイムラインに上がってくると思うんですが、TikTokは全然知らない人の動画もタイムラインに流れてくる仕組みなんです。そこが見ていて楽しいし、「今度はこれやりたい!」って気持ちにも繋がりますね。
――なるほど!そういう面でも次の投稿もしやすいのかもしれないですね。ちなみにTikTokをやっていて、何か兄妹に変化はあったりしましたか?
(兄):僕的には、妹がもっと面白くなった気がします(笑)。あとは、TikTokでの会話が多くなった気がしますね!「今度あれ撮ろうや~!」って。
(妹):私は、ミクチャの時より簡単に撮れるので、「間違った~。ごめん~。」みたいな気を遣う雰囲気がなくなったと思います!TikTokは、スロー撮影が出来るので、ダンスを覚えられないといった変なプレッシャーもないですね。
――TikTokによって兄妹でのコミュニケーションもより増えたと言えそうですね。最後になりますが、今後はどういう動画を上げていきたいですか?
(兄):これからはもっと双子ダンスを継続的にあげていきたいです。ミクチャの時から双子ダンスをやっていたので、双子ダンスは特別な思い入れがあるんです。
(妹):双子ダンスに関しては、ファンの方からもリクエストがあったりするんです。TikTokってどちらかと言うと1人でやるイメージだから、「双子ダンスのブームがまた来てほしい!」って言ってくれる方もいて...。これからもみんなに兄と一緒に楽しい動画をたくさんあげていきたいです!
(兄):妹との動画を上げるために、僕は振り作りを頑張ります(笑)。
(妹):よろしくお願いします(笑)
――これからも楽しい動画を期待しています!ありがとうございました!
「TikTokは自分達が踊り続けられる場所であり、リスナーさんと僕たちを繋ぐ場所」と語ってくれた(兄)と、「TikTokをやっていなかったら、今も双子ダンスも続けていなかったと思う。これからも続けていきたい!」と意気込みを教えてくれた(妹)のおおしま兄妹。
2人にとってTikTokは自分達を発信するものであり、兄妹の仲を深めてくれるツールとしても一役買っているようですね。
今後もおおしま兄妹のTikTokに期待していきましょう。
GRP編集部