東京・渋谷区の音楽教室「カラオケ大学」では、忘年会シーズンを控える2018年12月1日から、歌が苦手な人向けの特別レッスンを行なう。
背景には「カラオケハラスメント(カラハラ)」がある。
「音痴な僕はカラハラが一番キツイです」
「近年、忘年会シーズンになると、歌が苦手な人にも無理やりカラオケを歌わせるカラオケハラスメント(通称:カラハラ)も問題となっています」――カラオケ大学を運営する「エートゥーナンバーレコード」は、発表資料でこうコメントした。
聞き慣れない言葉だが、ツイッターで「カラハラ」と検索すると、「音痴とカラオケ行くのに採点つけてくるあたり、カラハラされてる」「音痴な僕はカラハラが一番キツイです。。。 もっと広まってほしい。。。」といった"被害者"の声が散見された。
「現代ビジネス」(ウェブ版)の16年6月28日付記事「『テクハラ』『カラハラ』『ブラハラ』『オワハラ』...新種のハラスメントが大量発生中!あなたはいくつご存じですか?」では、カラハラを、
「本人の意思に反してカラオケを歌うことを強要したり、歌わざるを得ないように意図的に仕向けたりすること。また、本人が歌いたくない歌を無理に歌わせる行為」
と定義している。
こうした背景から、カラオケに行く機会の多い忘年会シーズンに合わせ、カラオケ大学では「カラオケ音痴克服レッスン」を行なう。
精神面や選曲のアドバイスも
「短期間で一気にカラオケが上達し、歌が苦手で歌うのが嫌だった人でも、歌が上達し、歌を好きになってもらう」のを目的とし、12月1日から1回1時間、計4回レッスンを行う。
「発声練習」「抑揚、音程、リズム、ビブラートの訓練」といった技術面から、「人前で歌うマインド」「忘年会で盛り上がる曲選び」と精神面や選曲のアドバイスをする。 料金は3万2000円(税別)。