変な「優しさ」はいらない
―例えば、どういうメリットですか?
このコラムを見ている男性陣からは反感をくらいそうですが(笑)、正直、女性はかなりお得だと思いました。9割方、御馳走して頂いたので、食費はかなり浮きました。美味しい物も食べられたし。あとは色々な職種の人とも会えて、異文化交流といった感じで知識も増えていきました。
―デメリットは、「青い鳥症候群」以外にありましたか?
焦燥感が増幅していった感じはありましたね。あと"案件"を並行的に走らせていた手前、1人の人に決められなかったり、付き合った人がいても、長くて3か月だったので、本当に「私、結婚出来るのかなぁ...」って。あとは、写真と全く違う人が来ちゃったこともありましたよ(笑)。案外、盛ってるのは女性だけじゃないですよ!男性も多かったですね。
―ちなみにその時の反応は!?
顔がメインではなかったんですけど、時間を無駄にしたくないって思っていたので、そういう人からは2杯目を勧められた時に「もう結構です!」って言って帰ることが多かったです。そうなると、相手も悟って連絡して来ないですし...。マッチングアプリって恋愛で言う、「どうかな?」「イケる?」みたいな期間はなくていいと思うので、そういう意味では楽に進められました。私だけかもしれないですが、「結婚」を意識してマッチングアプリをやっている人に、変な「優しさ」はいらないんです。
―なるほど...。中々シビアですね。
そりゃそうですよ!!なぜなら目標が「結婚」だからです!ちなみにここまでだとかなり私が悪女になってると思うんですけど、もちろん私も男性からこういった対応をされたこともありますからね!結婚は遊びじゃないですからね、みんな真剣勝負なんです。
―そんな真剣勝負から現在は!?
アプリを初めて1年8か月後に今の彼と出会いました。第一印象は「写真よりも素敵!」といった感じで、最初のデートは、彼が予約してくれていた魚介系の居酒屋に行きました。2件目にはバーに行ったんですが、互いに探り合っていたと思います。
―探り合うってどういう感じですか?
例えば、「結婚する意識はあるのか」「子どもは何人ほしいのか」など、結婚に関する踏み切った話をする感じです。だってそこで価値観が合わなければ、次はないので!!あと、彼とは「周りが結婚してきて焦っている」といった、私がマッチングアプリを始めた動機も同じだったんですよね。だから考え方が合うかもしれないなぁと思って...。
―その日は、バーで終わりですか?
当たり前じゃないですか!!何十人と会っている私でも簡単にはヤリませんよ!!その日はバーだけで帰って、私からお礼のLINEをしたんですよ。そしたら彼からお礼LINEが来るのと同時に、ネクストデートの予定を聞いてきてくれたんです!!
―おおお!彼も乗り気だったわけですね!
めちゃくちゃ嬉しかったですね!その後は、LINEで1日に2ターンぐらいのやり取りを続けて、2週間後ぐらいに再会したんです。まずは焼鳥屋さんへ。その後はまたまたバーへ行ったんですけど、そしたら...。