知識人とマスメディアに疑いの目を
『メディア・コントロール ―正義なき民主主義と国際社会』(著・ノーム・チョムスキー、集英社、734円)は、米国の軍事行動を批判し続けてきた知識人・チョムスキー氏が現代情報社会の鍵であるメディアの虚実を暴く。
「20世紀の初めから、支配層は大衆の目から真実を隠す手法を巧妙に構築してきた。米国の外交、テロや戦争の実態など世界の真の姿を知るためには、それに気づかなければならない」――作家・辺見庸氏とのロング・インタビューも収録し、チョムスキー氏の考え方のエッセンスを伝える。
目次は「火星から来たジャーナリスト」「インタビュー 根源的な反戦・平和を語る(聞き手・辺見庸)「知識人とマスメディアに疑いの目を」など。