いもを揚げた「ポテトチップス」に、いもを揚げた味をつけるとは???
カルビー(東京都千代田区)が販売する「ポテトチップス」の画像が2018年11月13日、ツイッターに投稿された。パッケージには「栃木の味 いもフライ味」とあり、投稿者は「そもそもキミはイモをフライにしたもんじゃなかったのか?」と疑問を投げかけている。これには多くのリツイートや「いいね」が寄せられた。
ポテチとは異なる「地元の味」
J-CASTトレンドではカルビーに電話取材を行い、販売経緯を聞いた。
「『いもフライ』は栃木県佐野市発祥のおやつで、『ポテトチップス』とは異なる食べ物です。47都道府県の『地元ならではの味』を開発する『●JPN(ラブ ジャパン)』(編注:「●」は「黒いハート」)プロジェクトの1つとして商品化しました」
「いもフライ味」を担当したマーケティング本部の社員からこんな回答が得られた。
「いもフライ味」について、カルビーのウェブサイトには「蒸したじゃがいもを一口サイズにカットして串に刺し、衣をつけてカリッと揚げ、フルーティーなソースをつけていただくシンプルなおやつ」との説明がある。いもを薄く切り、揚げて水分を飛ばすポテトチップスに対し、「いもフライ」も「揚げる」工程を経るものの、いもに水分が残っているため、ホクホクとした食感が楽しめるのが特徴だという。
「ポテトチップスなのに、なぜ『いもフライ味』なのか」という声が上がっていることに対して、前出の担当者は「皆様に面白がっていただけて嬉しいです」としたうえで、
「開発段階で、同じ『いも』という材料を使っている食べ物同士のコラボレーションなので、味は合うだろうと社内で話していた」
と説明した。