東京急行電鉄(東京都渋谷区)は2018年11月23~24日に、東急池上線沿線の全15駅で「池上線全線祭り」を開催する。
各駅の商店街で、食べ歩きイベントやスタンプラリーなど35以上の企画を予定。発表資料によると「1路線全駅でお祭り催事を行う」取り組みは、首都圏の鉄道会社としては初の試みだという。
戸越銀座商店街と池上本門寺通りで「ストリートグルメ」を
今年の目玉イベントは、戸越銀座駅と池上駅の商店街通りを開放し、参加者に食べ歩きを楽しんでもらう「ストリート・ビュッフェ」だ。
戸越銀座駅では、全長1300メートルの戸越銀座商店街を3つのゾーンに分け、歩行者天国の時間帯にテーブルを設置し、周辺店舗で買った商品をその場で食べられるようにする。池上駅でも同様に、約150メートルの池上本門寺通り商店会に特設ビュッフェ会場を用意し、ストリートグルメを堪能できる場を提供する。いずれも開催日は11月23日だ。
そのほか、東急線各駅で販売されている「東急ワンデーオープンチケット」を池上線全線祭り特典ポスター掲出店で提示すると、さまざまな特典が受けられるキャンペーンも実施される。例えば、戸越銀座駅ではコロッケ1個と引き換えることができる「歩きコロッケカード」が先着109人に配布され、「第5回 池上ちょい呑みフェスティバル」を行っている池上駅では、ちょい呑み参加飲食店3軒を回れる当日券2500円が2400円で購入可能だ。
東急池上線では2017年、「開通90周年記念イベント 10月9日池上線フリー乗車デー」として同線を1日無料で巡れるイベントが行われた。発表資料によると、延べ改札通過人数は過去3年の同日平均人数(15万3000人)の約4倍弱にあたる56万9000人で、イベント前に54.3%だった池上線の認知度は63.7%に上昇したという。