「現場では男性スタッフさんがざわざわしていました」
主人公を演じた俳優・岡山天音さんは18年10月15日、J-CASTトレンドの取材に、
「とても思い入れを持ったファンが多い作品なので、プレッシャーはありました」
と撮影前の不安を明かした。
ヒロイン役の女優・白石聖さんも、
「原作のファンの気持ちはすごくわかるので、期待に応えないといけないという思いで、正直最初は不安しかなかったです」
と、岡山さんと同じ心境だったようだ。
不安な気持ちから始まった2人の撮影。演技で意識した点を聞くと、こんな答えがかえってきた。
「漫画で一貴は美青年に描かれていますが、女の子に好かれる理由はそういうところではない、もっと奥の部分だと思います。僕が演じるからには、視聴者が一貴を通して原作を追体験できるようなお芝居を心がけました。もっとも、ヒロインの4人それぞれが原作の魅力を体現していたので、そこに導かれるように演技できました」(岡山さん)
「最初に監督に言われたのが、『もっと一貴を好きになって』でした。最初に原作を読んだときは、『なんで伊織ちゃんはこんなに一貴が好きなんだろう』という疑問があって、一貴が伊織ちゃんのことをずっと好きなのに揺れてしまう部分はもどかしかったです。ですが、岡山さんが演じる一貴を見ていると自然に好きになれました」(白石さん)
2人にドラマの見どころも聞いた。まず、岡山さん。
「一貴目線でいうと、名場面だらけ。伊織ちゃんをめぐって事件が頻発します。印象に残っているシーンは、一貴が伊織ちゃんを最初に入学式で目撃する回想シーン。『そりゃ好きになるよな』っていう。現場では、男性スタッフさんがざわざわしていました」
一方、白石さんは、
「個人的に印象に残っているのは、クリスマスのシーン。2人の気持ちがようやく重なって『やっとだよ』と安堵しました(笑)」
と教えてくれた。