休みが10日も連続するとなれば誰もが「嬉しい」...というわけではないようだ。
総合旅行サイト・エクスペディアの日本語サイト「エクスペディア・ジャパン」は、20代~50代の社会人経験のある男女400人を対象に行った「ゴールデンウィーク10連休に関する意識調査」の結果を、2018年11月5日に公表した。暦通りに休める人はどの程度いるだろうか。
「国民全員に連休が取得できるように配慮するべき」
新天皇の即位に伴い、安倍晋三首相が「皇太子殿下の御即位の日である5月1日を祝日とし、祝日に挟まれる4月30日と5月2日も休日の扱いとする」という方針を表明したことで、2019年に限りゴールデンウィークは4月27日から5月6日までの10日間が連休になる可能性がある。
調査ではまず、「来年のゴールデンウィークが10連休になることを知っていましたか?」と確かめると、「知っている」が79%、「知らなかった」が21%と、ほとんどが認識を持っていることが明らかになった。
しかし「来年のゴールデンウィークが10連休になることについてどう思いますか?」という問いに対しては「嬉しい」が54%、「嬉しくない」と46%と回答がほぼ二分された。回答を職業別に見てみると、「嬉しい」が多かったのは「公務員」や「会社員」だ。「家族で出かける計画をしているから楽しみ」、「旅行にも行けるしゆっくり休める」など喜びのコメントが寄せられた。
一方「嬉しくない」が多かったのは、「祭日も仕事なうえ、人手不足で忙しくなる」という「専門家(医師・弁護士・会計士など)」や「子供や夫が家にいるから炊事、家事が大変」という「主婦(夫)」に「パート・アルバイト」。そのほか、サービス業の回答者からも「毎日忙しくなるから怖いだけ」、「国民全員に連休が取得できるように配慮するべき」という声が上がった。多くの人が休みを取ることで忙しくなる立場の人間からすると、10連休は複雑なようだ。