「唯一撮り直したい」シーンは...
登壇者がそろって、映画の見どころのひとつにあげるのが、松村氏がカラオケで歌う「『レイニー・ブルー』(徳永英明)の下手くそさ」(奥山監督)だ。
映画でありのままの姿をさらけ出す松村氏が「唯一撮りなおしてほしい」と言ったのが、このシーンだと奥山監督が明かした。江角氏も「もうちょっとうまく歌える曲があるといって、私も何パターンも撮ったんですけど、ことごとく奥山さんが『これは使わない』って言って(笑)」と制作の裏側を暴露した。一方で、松村氏は「(映像を見たら)思ったよりも歌えていなかった」として「あれ以来(レイニー・ブルーは)歌っていない」と。若干しょんぼりした様子だった。
山里さんは「なかなか個性的なレイニー・ブルー」としつつ、こう評した。
「ただ上手い下手とかじゃないんですね。『レイニー・ブルー』にいきつくまでのところが、むちゃくちゃいいんですよ。そこであの歌が流れると、すごいしみるんですよ」
最後に、山里さんは映画の魅力をこうアピールした。
「松村さんは、呼吸するように頑張ろうという気持ちにさせてくれる人。この映画を見た人は、何かに向けて頑張ろうという気持ちになれると思います」
映画は11月4日から「TOHOシネマズ六本木ヒルズ」で公開中。