現在放送中のアニメ『SSSS.GRIDMAN』の公式サイトで2018年11月1日、二次創作に関するガイドラインが公表された。
このアニメをめぐっては、作品をモチーフにしたグッズをファンが製作し、差し止められる事態が起きていた。
「健全な同人活動には抵触しない温情対応ですよ」
『SSSS.GRIDMAN』は、1993年放送の円谷プロダクションの特撮ドラマ『電光超人グリッドマン』を原作としたテレビアニメ。18年10月6日からTOKYO MXなどで放送している。
先のガイドラインは、「多数のお問い合わせ」があったとして公表。(1)作中の素材をコピー、トレースして使用することを禁止(2)公序良俗に反するもの、他者の権利を侵害するものなどは禁止――など、二次創作に関するルールをまとめ、
「営利目的・商業目的での商品制作、頒布など、同人活動の範疇を超えていると判断したものは、販売差し止めなどの対応を行う場合があります」
と警告した。
アニメは、複数のファンらによって多数の二次創作が作られていた。しかし、権利元の目に余る事例も少なくなかったようだ。
アニメをモチーフにした抱き枕を頒布目的で製作した人物は10月25日、「権利者申立により頒布できなくなりました」とツイッターで報告。
29日には、収益を得られるサイトに二次創作イラストを投稿した人物も、「権利元様から金銭の発生する場での公開を停止するよう警告をいただきましたので、非公開とさせていただきます」とツイートしていた。
今回のガイドライン発表にSNSでは、
「文句なし。健全な同人活動には抵触しない温情対応ですよ」
「これ、当たり前の事よね。わざわざ明文化してくれてるんだからちゃんと守ろう」
といった声が上がっている。