19年は日本市場進出予定の「黒船」に注目
19年のヒット予測1位は、作業服チェーン大手「ワークマン」の新業態店「ワークマンプラス」と、19年春に日本で展開予定のフランス生まれのスポーツブランド「デカトロン」だ。どちらも低価格・高機能をウリとしたアウトドアウエアを揃える。
日経トレンディは2社が、服にお金をかけたくない若年層を中心に支持を集め、両社合わせて4000億円の市場を作ると予想する。
2位以降はデカトロンが代表するように、日本進出予定の"黒船"が多く名を連ねる。
3位の「誠品生活」は、台湾で人気の商業施設だ。日本の「蔦屋書店」のように内装にこだわった書店を核として、ファッション、生活雑貨、飲食店などを併設、19年秋に日本上陸を予定している。米スターバックスの高級業態「スターバックス・リザーブ・ロースタリー」(13位)、フィンランドで人気のテーマパーク「ムーミンの森」(29位)も、まもなく日本で開業する。
そのほか、「日本版アマゾンGO(無人店舗)」(4位)、「アレクサ・オート(車内の音声ナビ)」(7位)、「ハリーポッター:ウィザーズ・ユナイト」(10位)、「AI丸投げツアー」(16位)、「まるで青空ライト」(21位)、「ARボルダリング」(25位)など、技術革新を強みとする商品・サービスが多かった。
なお、「18年 今年の顔」は俳優の田中圭さん(34)、アイドルグループ「乃木坂46」の白石麻衣さん(26)が、「19年 来年の顔」は俳優の中村倫也さん(31)が、それぞれ選ばれた。
ランキングの詳細は、11月4日発売の「日経トレンディ12月号」に掲載。