小坂忠、「HORO」
埋もれた名盤に光が

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牧師として教会でも歌う

   小坂忠は、教会でのゴスペルミュージックに新しい道を見出し渡米。帰国後は牧師として教会で歌うようになり、ポップミュージックに戻るのは2000年代に入ってからだ。

   彼は1948年生まれ。今年70歳を迎えた。しかも去年は生死にかかわる大病も経験。そこからも復帰した。今年はビルボード東京でやはり「HORO」をテーマにしたコンサートも行っている。

   11月26日に東京国際フォーラムで行われる「SONGS&FRIENDS」はタイトルにあるように、ティン・パン・アレーのメンバーや矢野顕子らアルバムの当事者だけでなく、当時の音楽のDNAを持った「FRIENDS」たちが参加する。すでに槇原敬之やChar、田島貴男、さかいゆう、などの名前もあがっている。

   時代は変わる。当時は顧みられることの少なかった「幻の名盤」の再評価。当時を「暗黒時代」と言う松任谷正隆が「良い時代になった」と思える夜になることは間違いなさそうだ。

(タケ)

タケ×モリ プロフィール

タケは田家秀樹(たけ・ひでき)。音楽評論家、ノンフィクション作家。「ステージを観てないアーティストの評論はしない」を原則とし、40年以上、J-POPシーンを取材し続けている。69年、タウン誌のはしり「新宿プレイマップ」(新都心新宿PR委員会)創刊に参画。「セイ!ヤング」(文化放送)などの音楽番組、若者番組の放送作家、若者雑誌編集長を経て現職。著書に「読むJ-POP・1945~2004」(朝日文庫)などアーテイスト関連、音楽史など多数。「FM NACK5」「FM COCOLO」「TOKYO FM」などで音楽番組パーソナリテイ。放送作家としては「イムジン河2001」(NACK5)で民間放送連盟賞最優秀賞受賞、受賞作多数。ホームページは、http://takehideki.jimdo.com
モリは友人で同じくJ-POPに詳しい。

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